WindowsXP Pro編 LAN構築、共有フォルダ、アクセス権について
ローカルエリアネットワーク(LAN環境)内で、共有フォルダを作成し
ネットワーク上にあるコンピュータに共有フォルダを公開する方法
また、共有フォルダにアクセス権限を設定する方法を紹介します。
(WindowsXP Pro編)
※このページは、こちらの改良版です
※ Home版は、こちらをみてください。
まず
XP Proの場合は、「共有アクセス権」「NTFSアクセス権」の両方を
設定し、フォルダへアクセスするユーザーに対して、アクセス制限を
かける事が可能です。
「共有アクセス許可」とは、ネットワーク経由で共有フォルダにアクセスする
ユーザーに対してかかる制限です。
「NTFSアクセス許可」とは、ローカル、もしくはネットワーク経由でアクセスする
ユーザーに対してかかる制限です。
つまり、ネットワーク経由でアクセスするユーザーに対しては、
「共有アクセス許可」と「NTFSアクセス許可」と両方に
アクセス許可が設定されていないと、アクセスする事が出来ません。
矛盾する場合は、より厳しい制限のほうが優先されますので
最初にNTFSアクセス権限の部分は、「Everyone」グループに対して
「フルコントロール」の設定をしておきます。
操作
フォルダを右クリックし、プロパティを開き、「セキュリティ」タブを
クリックします。必要であればユーザーを追加し、「Everyone」グループ
「フルコントロール」にチェックしてください。
※基本的に、NTFSアクセス権は、親フォルダ(上位のフォルダ)
の設定にしたがい、許可、拒否の設定されています。(デフォルト)
上記設定をする事で、ネットワークからアクセスするユーザーに対しては
共有アクセス許可のみで、アクセスを制限する事が出来ます。
共有フォルダの作成方法
1)「マイコンピュータ」を開き、ツール、フォルダオプション、表示、とクリックし
「簡易ファイルの共有を使用する」のチェックを外します。
XP Proの場合は、「簡易ファイルの共有を使用する」の
チェックをOFFにしないと、以下に説明する詳細なアクセス制限は設定出来ません。
2)共有フォルダとして、公開したいフォルダを
右クリックし、「共有とセキュリティ」を選択します。
3)プロパティが起動しますので、「このフォルダを共有する」にチェックし
共有名に名前を入力し、
アクセス権限の設定をする為に「アクセス許可」をクリックします。
4)「共有アクセス許可」設定画面で、「追加」をクリックし、グループや特定の
ユーザーアカウントを追加し、アクセス権限を設定します。
フルコントロール、読み取り専用など詳細なアクセス許可の設定が可能です。
設定が終了すれば、「OK」をクリックし完了です。このように
共有アクセス許可は、フォルダのプロパティ、共有タブから設定します。
<注意事項>
ログインされるマシンが、 XP Proの場合、XPの
ローカルセキュリティポリシーによって、アクセス制限が
かかる場合があるので設定を確認しましょう。
<手順>
スタート、コンパネ、管理ツール、ローカルセキュリティポリシーを起動し以下を確認します
1、セキュリティの設定、ローカルポリシーの[セキュリティオプション]を確認
[アカウント:ローカルアカウントの空のパスワードの使用をコンソールログオンのみに制限する」
を確認します。有効ならば、空白のパスワードではネットワーク経由アクセスが出来ません。
2、セキュリティの設定、ローカル ポリシーの「ユーザー権利の割り当て」を確認
「ネットワーク経由でコンピュータへアクセスする」の設定
「ネットワーク経由でコンピュータへアクセスを拒否する」の設定に注意しましょう。
当然拒否にGuestやユーザーグループが入っていればいけません
キーワード:LAN構築、ネットワーク共有、アクセス許可、アクセス拒否、NTFSアクセス権限、ファイル共有
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